暮らしのメモVol.6「炎の食育で考える上手な子育て」

炎の食育で考える上手な子育て

2005年7月に食育基本法が施行されました。これは、豊かな人間を育み、健康な食生活を実現することを目的としています。
今回の暮らしのメモでは、その食育で考える上手な子育てについて、ご紹介していきます。

食育とは?
  • 1.炎でおいしい食文化を伝える
  • 2.五感を使って体験し、食を楽しむ
  • 3.調理の理解を深め、素材と栄養のバランスを知る
  • 4.食のコミュニケーションを大切にする
  • 5.健康で豊かな食生活を実現する

食育DATA
食糧自給率の変化

食糧自給率の変化―昭和45年に60%だった日本の食糧自給率は、平成13年には40%にまで落ち込んでいる。

1人当りの熱供給量構成

1人当りの熱供給量構成―昭和35年に全体の半分を占めていた米は、平成14年には全体の1/4程度になり、畜産物や油脂類の割合が多くなっている。

朝食欠食状況

朝食欠食状況―中~小学生の男女共に、全体の約2割が週に2~3日以上朝食を食べていないと回答している。

朝食欠食の習慣時期

朝食欠食の習慣時期―20代から33%、高卒から34%、中・高校生から28%、小学生から5%

児童生徒の肥満傾向

児童生徒の肥満傾向―年々増加傾向にあり、中学生1・2年が肥満傾向のピークとなっている。

こどもが誰とたべるか

子供が誰とたべるか―こどもだけでの食事は昭和57年に22.7%だったのに対し、平成5年には31.4%に増加している。

食育基本法施策
  • 家庭における食育の促進
  • 学校における食育の促進
  • 地域における食生活改善活動
  • 食育推進運動の展開
  • 生産者と消費者の交流・地域活動
  • 食文化の継承・地域文化
  • 食の安全性・情報提供
 
食育についての活動

平成18年12月2日(土)に中区大手町にて、『炎の「食楽キッズ!」がやってきた!!』が行われました。
『食楽キッズ』では、「炎」を提供する立場から、楽しい食のコミュニケーションの場を提供することで、効果的な食育へつながり、人間力を高めることができると考えております。
今回は、平成18年12月2日(土)に行われた料理教室について、ご紹介します。

メニュー

手作りパスタ、ナスとベーコンのトマトソース、スモークサーモンと野菜のミルフィユ風サラダ、手作りパン、コーヒーゼリー





手作りパスタ

スモークサーモンと野菜のミルフィユ風サラダ

手作りパン

コーヒーゼリー
食育と炎
今ではガスコンロでしか学べない、家庭内での火と調理の関わり

何より親子クッキングの子供たちは、みんな元気。美味しそうに出来上がったご飯を食べています。

「包丁の使い方やガスコンロの火の付け消しは、きちんと教えれば危ないものではないんですね。今、家庭内で火がいかに有効なものであるかを教えることができるのはガスコンロしかなく、それを伝える手段は調理です。料理を通じて人間にしか使えない火の大切さも一緒に伝えてほしいです」

親子で料理をすれば、子どもは自然と食の有り難みを分かっていきます。
家族のコミュニケーションを育みながら脳が鍛えられる調理は、子どもの成長を助ける貴重な時間となるでしょう。

引用:『食育と一緒に考える住まい作り(リクルート)』より